文脈
最近のWeb界隈でよく話題に上るテーマがある。Webの後継技術についてだ。主に二つの理由による。
- 技術的に古い
- 仕様が肥大化し過ぎた
そこで、後方互換性を切りモダンな設計で新しいWebを作りなおすべきだという夢が語られるようになった。
次世代のWebとは
おそらく
あたりをモダンなものに置き換えれることになるだろう。それぞれ
- HTML/CSS
- HTTP
- JS
- jpg等
に対応する。
Googleの動向
Googleは次世代のWebを画策しつつ、現行のWebを少しずつ前進させていこうという二正面作戦を取っているように見える。比重は2:8くらいか。僕も今日まで次世代Webの旗手になるのはやはりGoogleかと思っていた。
今日起きたこと
MSがEdgeのレンダリングエンジンを独自のものからBlinkに切り替えるという発表があった。大変残念なことだ。MSが今後Webの世界で覇権を取ることが難しくなったとみられる。
断っておくが、別に僕はGoogleやMSが覇権を取って欲しいと思っている訳ではない。競争によって技術革新が起こって欲しいのだ。だから、MSというGoogleと対等に渡り合える数少ないプレーヤーがリングを降りたことを残念に思う。
夢
そうであれば、MSはWebの後継技術を大々的に打ち出して競争をひっくり返して欲しい。
MSは莫大な資金力と世界最高峰のソフトウェア技術力と絶大なブランド力と強大なインフラとナイスガイなCEOを持つ最強の企業の一つだ。特にクラウドプラットフォーム事業が絶好調であることが好材料だ。OSやOfficeなど過去の資産で食っている状況ではなく、モダンITの世界で気を吐いている。今のGoogleに敵う可能性を持ったほぼ唯一の企業だ。
これからMSがGoogleの
の牙城を崩す可能性は低い。
そこで、起死回生の一発として次世代Webの主導権を取りに来て欲しい。